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介護技術セミナーを開催しました

先日1月28日に、介護アドバイザー下山名月さんの介護技術講座を開催しました。スタッフを含めて8名が受講しました。

8年前、腰が高い!と指導を受けたのを思い出しました。立つ、座る、座り直し、床からの起き上がり、など基本的な介助を学びました。お年寄りの主体を活かすこと。そのための基本となる視点と考え方が、人間の生理的な動きを引き出すこと。

参加したスタッフたちも、なるほど〜、そうだったのか〜と目からウロコ!の様子でした。

 

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おもしろ発見さんぽ①

そらいろの故郷に伝わる「長者伝説痕跡」をたどる!

そらいろのふるさとの歴史や地勢などを「ブラタモリ」風に紹介するコーナーです。題して「おもしろ発見さんぽ」。第一回は下郡地区に伝わる「長者伝説」です。

 小さい頃、祖母からこんな話を聞いてきました。「昔このあだりに長者様と呼ばれた大百姓がいでない。田んぼも畑もいっぱい作っていたんだど。ある年、米がとれず餓死する人も出だんだど。長者様は蔵に蓄えてあった米を村のもんたちに分け与えだんだけど、それでも足んなくて、長者様の屋敷につめがけ、ついには屋敷に火をかけ、蔵を壊して米を奪ってしまったんだと。長者様の一家はてんでばらばらになって北の方に落ちていったんだど。その後、この村では蔵を建でると火事になることが何べんも続いたんだ。

これは長者様の祟りじゃとなってない。村のもんたちは長者様の屋敷跡から、竃の石を掘り起こして、祀ったんだと」。

 その竃の石が、現在の下郡曲松にある地蔵堂にあります。「長者供養塔」と言われている祠は、長い年月に晒され、ボロボロとなっており、本当に長者様の竃の石なのかは確認することはできませんが、今もこの周囲に残る地名から長者伝説の痕跡をたどることができます。

 ちょうど現在のライスセンターの南側の地名がなんと「長者畑」。現在は桃畑が広がっています。その西側、阿武隈川の河岸段丘崖に続くあたりに残っている地名が「菜洗場(なあらいば)」です。「長者畑」と「菜洗場」という古くから伝わる地名から、往時の長者様の暮らしと、その畑から収穫された野菜を洗う大勢の家人たちの姿を想像しながら、田んぼ道を歩いてみてください。

長者供養塔

 

長者畑

 

 

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そらいろデイの定員が7名から8名に変更となりました

たかが1名、されど1名
これまで通り、変わらない生活ケアを提供します。

そらいろデイの定員がこの1月から変更となりました。これまでの7名から8名になります。たった1名の定員増ですが、そらいろデイにとっては大きな一歩です。1人でも多くの方がそらいろのケアを知っていただけたらと思います。定員は増えますが、ケアの中身は替わりません。おいしく食べて、すっきり出して、のんびりとお風呂に入り、みんなと交流し、ゲームで盛り上がって、ゆっくり休む。これまで通り、生活を通してみなさんの生き活きを引き出していきます。

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人材募集中です!(介護職)

現在、介護職での人材(パート)を募集しています。

定員7名の小さなデイサービスです。
ご利用されるお年寄りの方々とおしゃべりしたり、お風呂の介助をしたり、一緒に畑仕事をしたり、レクを楽しんだり、ゆったりのんびりとした生活の中でケアを提供します。

年齢:不問
学歴:不問
経験:不問
資格:不問
普通自動車運転免許:必須

労働日数:週2日~4日(相談可)
就業時間:9:00~17:00の間の3~7時間程度

時給:860円
処遇改善:30円~50円
送迎手当:200円/回
通勤手当:当社規定によるガソリン代実費支給(上限月額5,000円)

採用人数:1~2名の予定

※お問い合わせ、お待ちしております。
担当:石幡

 

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笑う門には福来たる!そらいろ恒例・新春福笑い

そらいろデイ新春恒例となった福笑い。今年も利用者全員にやってもらいました。

出来上がったお多福はどれもこれも個性豊かなものばかり。

なんだか爺さん、婆さんたちの性格が表れているようで、本人たちも思わず爆笑です。

新年早々の笑いで、今年もみなさん、元気に過ごしましょう。

 

 

 

 

 

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「ボケ」は病気なの?認知症ケアの世界は奥が深い!

「認知症」という言葉が出来たのは2004年のことです。旧厚生省の主導のもと「呆け、痴呆が侮べつ的な言葉」とのことから「認知症」という官製新語が生まれました。

ところで、呆けや痴呆は侮べつ的な言葉なのでしょうか。確かに呆けは「バカ」の意味ですから、字面だけをとらえるなら侮べつ的なのかもしれませんが、古くから使われてきた言葉で「色呆け」「欲呆け」「寝ぼけ」「とぼけ」など、少し滑稽でどこかに笑いのある言葉でもあるような気がするのです。「耄碌(もうろく)」も同じような言葉だと思います。

「呆けはやっかいだけど、耄碌したんだからまあしょうがないな」。要するに「呆け=老いる」ということに対して、許容する心の余裕のようなものがあったような気がします。それが「認知症」という言葉に変換された後は、呆け・痴呆はすべて「病気」になってしまいました。

「病気」であれば治療して治したい、予防したいと思うのが人情です。そして誰しも病気にはかかりたくありませんから「認知症にはなりたくない」という忌避の感情が大きくなってしまいました。認知症は病気なのでしょうか?

介護の世界に入って15年。いまだに認知症薬を服用して治ったという人に会ったことはありません。なぜなんだろう。理由は簡単だと思います。呆けの原因は「老い」だからです。老化とは誰にでも起こる自然現象ですから、治療のしようもありません。もちろんアルツハイマー病という脳細胞に異常なタンパク質が蓄積することによって起きる認知症があります。製薬メーカーはしのぎを削って治療薬の開発を進めています。仮に治療薬が完成し脳細胞の異常なタンパク質を除去することができたら、アルツハイマー病は治るのかもしれませんが、老いによる呆けにはなるのだと思います。白髪をいくら黒く染めて、しわを引っ張って伸ばしても、老いることことに変わりないのと同じですね。

認知症のおばあちゃんがそらいろにやってきました。優しそうなおばあちゃんですが、お迎えにいくと「具合が悪くていがんに」と拒否。あれこれなだめすかしても、ダメなものはだめです。自宅ではお風呂に入っておらず、着替えもしていないおばあちゃんですから、週1回のデイで入浴、洗髪、お着替えはマストの状況です。なんとか連れ出そうとすればするほど、難しくなるんですね。早々に施設に戻り女性スタッフにバトンタッチ。30分ほど待っているとさっきの拒否が嘘のようにニコニコ側で「おそくなったない」と挨拶。どうやって行く気になったのかスタッフに聞いてみると、「なんとなく行く気になって、来ちゃいました」。認知症のケアは理屈ではないんだな。お茶を飲んでいるうちに、何
をするわけで はなく、いつも一緒にいるおばあちゃんといつの間にか手を握り合って、 何となくいい
感じで過ごしています。

説得よりも相性、薬よりも旨い食事といいお風呂。認知症は治せないけど、機嫌は治すことができる。介護の世界は奥が深い!

 

 

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2つの発表会で「そらいろの生活ケア」のことを話してきました

8月にNPO法人りょうぜん里山がっこうが主催する健康長寿のための「さすけねえサロン」で、また、9月には、東京地域ケア研究会の例会で「当たり前の暮らしを当たり前に送るを支える」と題して、そらいろデイでの日頃の取り組みについてお話ししてきました。

いずれの会にも、20名から30名の方が参加され、「生活リハビリとは」「お世話と介護の違い」「認知症って病気なの」「関係づくりの大切さ」など、そらいろデイが日頃から取り組んでいる介護への考え方や日々の利用者とのエピソードなど、熱心に聞いてくださいました。

 

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おばけサツマイモ‼ 何キロだ?

スタッフの畑で収穫された巨大なサツマイモ。「こんなのみたごどねえ」と利用者たちもビックリです。

さっそく重さ当てクイズに挑戦。実際に手に持ってもらい何キロあるかを考えてもらいました。

「これは5キロもあるかな」「いやいや8キロはあるべ」「そんなにあるべか」。

いろんな数字が出ましたが、果たしても正解は。それにしても芋を持ち上げるみんなの顔のいいこと。