築110年の古民家が舞台
県内の市街化調整区域で
初めて認可された
地域密着型デイです
定員8名の地域密着型通所介護施設です。建物は明治40年に建てられた古民家です。太い柱や梁、障子や襖、畳の座敷など、農家には必ずあった昔懐かしい空間が広がるデイサービスです。
「生活リハビリ」が介護サービスの柱
そらいろデイの介護サービスの原点となるのが、「生活リハビリ」という理論と技術です。生活リハビリとは、普段の暮らしの中に、高齢者を元気にする素がある、という考え方です。立つ、座る、歩く、トイレに行く、お風呂に入る、口から食べるなど、当たり前の生活行為を引き出すことが介護サービスの基本中の基本になります。
「食う」「寝る」「飲む」「出す(排せつ)」「入る(風呂)」「関係(人との)」「遊ぶ」を「おいしく」「ぐっすり」「たっぷり」「すっきり」「のんびり」「ゆたかに」「夢中に」するのがそらいろの介護です。
– おしらせ –
2023.09.13 人材募集(調理員)のおしらせ
2023.07.29 三好春樹さん介護セミナー 8/27(日)桑折町イコーゼ
2023.07.29 三好春樹さん特別セミナー 8/26(土)りょうぜん里山がっこう
2023.07.29 そらいろだより夏号をアップしました
2023.07.24 そらいろサポーター募集中
2023.02.08 定員が7名から8名になりました
そらいろ 命名の秘密
福聚寺の玄侑宗久さんとの出会いから
みなさんは般若心経をご存じですか。「観自在菩薩、行深般若波羅蜜多~」で始まるあのお経です。このお経は宗派を超えて唱えられてきました。
理由は、このお経の中に仏教の神髄ともいえるお釈迦様の教えが込められているからです。と、私に教えてくれたのが、三春町の福聚寺就職で作家の玄侑宗久さんです。
宗久さんとの出会いは、今から35年ほど前のことです。支局長として三春町に赴任したのが切っ掛けでした。
色即是空、空即是色からうまれた「そらいろ」
宗久さんが芥川賞を受賞して作家デビューしたのが2001年のこと。そういえば「小説を書きたい」と言っていたことを思い出し、夢をかなえた宗久さんに驚いたり、喜んだりしたものです。
数ある著書の中で興味を引いたのが「現代語訳・般若心経」でした。その前書きに、5歳の時に3日で暗記したというのです。こちらも負けずに挑戦したものです。そこで出会った言葉が、「色即是空、空即是色」でした。
一人ひとりの生活にかかわり介護の世界を大切にする
この意味を一言で表現するのは難しいのですが、この世に存在するすべての物に永遠不変のものはない。この世に起きているすべての事象は、因縁によって起きている。という意味です。
介護も同じではないでしょうか。そんな介護と出会い、どんな人とかかわるか(因縁)によって、終末期の人生も変わる(因果)。
だからこそ一人ひとりの多様な生活にかかわる介護の世界を大切にしたい。そんな思いを「そらいろ」という言葉に託しました。