日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクトに応募した
「縁家プロジェクト」
残念! 最終審査に残れず
そらいろでは今年9月に日本財団が主催する「第4回みらいの福祉施設建築プロジェクト」に介
護をベースにした多世代が集い暮らす「縁家プロジェクト」を構想、応募しました。全国から50
の非営利活動団体が応募。このうち11事業が1次審査を通過しました。私たちが提案した「縁
家プロジェクト」はこの1次審査を通過しましたが、残念ながら2次審査で落選となり、最終審査
に選ばれた5事業の中に残ることができませんでした。
この結果を踏まえながら、今回、構想したプランをさらにブラッシュアップし、地域のこれからの
福祉とコミュニティの在り方を探っていきたいと考えています。
以下の基本構想図は今回、提案した「縁家プロジェクト」の内容です。ぜひご一読いただき、ご
意見、アドバイスをいただければと思います。
2024年12月19日 代表理事・石幡亮
介護だけじゃない!
めざすのは村の資産(養蚕住宅)を活かした
地域に開かれた福祉コミュニティの創出
▲市街化調整区域の中で離農、人口減少・・やがて無住の地になるのでは?
江戸時代から養蚕業で栄えた桑折町伊達崎地区。地区内には大型の養蚕住宅が今も残り往時をしのばせています。かつて栄えた村は市街化調整区域となり、農業に縛られたまま、離農、過疎、少子高齢、人口減の中で疲弊、空洞化が進行しています。このままではいずれ無住の村になる。多くの住民がそんな危機感を持っています。
▲消滅した養蚕業の遺構・養蚕住宅を新たな地域づくりの拠点に再生
消滅した養蚕業の遺構として今もこの地区に残り生活の場として使われている養蚕住宅。本プロジェクトでは、実施主体となるNPO法人そらいろ代表理事の実家である築117年の養蚕住宅を拠点に、介護事業をベースにした新しい福祉コミュニティを紡ぎ出すのが目的です。
▲多様で多世代が地域と交る里村の福祉の未来を再構築する
大きな座敷、縁側、土間、屋根裏部屋をはじめ、旧土蔵や石蔵跡を、介護を基盤にしたコミュニティづくりの場に再生すると同時に、田んぼや畑を活かしながら、多様で多世代の方々が地域と交じり合う、里村の福祉の未来を再構築します。
カイコからカイゴへ 築117年の繭の家が舞台
私設図書館、マルシェカフェ、納屋工房・・・
生きづらさを感じている人にも
イドコロとナリワイづくりの場をつくる
1人ではできない「縁家プロジェクト」!
みなさんからのご支援をお願いします。
そらいろ事業のそもそもの目的は、「介護をベースにした地域にひらかれた終の棲家をみなんなで創る」です。プロジェクトの実現には、個人の力では限界があります。この記事を読まれ関心を持った方、興味を持った方、詳しく話を聞きたい方、現場を見たい方、いつでも大歓迎です。
今後は寄付活動を展開していきます。詳しい内容につきましては、後日、お知らせいたします。