玉葱苗300本植えました。
去年の倍。デイの食材として、年間の自給を目指します。貨幣で贖わない野菜!
少しづつだけど、資本経済システムに巻き込まれない場をつくる。
婆さんと散歩がてらに玉葱苗植えに初挑戦の新人君。
婆さんと一緒に大根も収穫しました。よかったね〜。
介護する上でご利用者の安全を担保する介助技術を身に着けることは、介護職自身の安全にもつながる大切なポイントです。
そらいろデイでは2024年1月28日(日)に介護職を対象にした安全な介護技術セミナーを開催します。
講師は、デイのさきがけとなった川崎市の生活リハビリ倶楽部創始者のひとり下山名月さんです。
講習会では、立ち上がり介助、座り直し介助、移乗介助など、安全な介護の基本となる技術を学びます。
詳細はのちほど.
そらいろデイの運営推進会議をこのほど開催しました。
桑折町健康福祉課の本多課長、地域包括支援センターの白井管理者をはじめ、地区の民生委員さん、町内会長、利用者家族の方など5名の方が参加。
代表で管理者の石幡からそらいろデイ開設に至った経緯や、介護の柱にしている生活リハビリの考え方、認知症のとらえ方などについて話を聞いてくださいました。
次回は2024年2月に開催する予定です。
「患者」ではなく「生活者」への視点
そらいろデイの始まりのきっかけをつくった三好春樹さん(生活とリハビリ研究所代表)を招いた介護セミナーが、ようやく実現することができました。8月27日、桑折町イコーゼの多目的スタジオで開かれたセミナーには、地元の介護職やケアマネージャーの方々、ご家族の皆さんたち50名が参加してくださいました。
セミナーのテーマは「認知症のケア~人間学を根拠に~」です。認知症は病気。認知症にだけはなりたくない。認知症になったら人生おしまい。こうした負のイメージばかりが強調されていますが、三好さんは認知症の原因は老いであること。認知症によるさまざまな症状を「老いによる人間的変化」としてとらえること。そして医療の「治療する」という視点からではなく、「暮らす」という視点を持つこと。それが「いい介護」につながることを教えてくれました。
さらに「介護」と「医療」の違いについて、認知症高齢者を「患者」ではなく「生活者」としてとらえること。治療の対象として「身体」をみるのではなく、生活者として「人生」をみること。そして「明日」をみるのではなく「今、ここ」を大切にするという、生活リハビリの基本的な考え方を提示してくれました。
三好さんは、高校3年生の頃に学生運動を主導したことから退学となります。職を転々とした後、特別養護老人ホームに生活指導員として就職したのが介護との出会いです。その後、50年にわたって介護現場に関わりながら、医療的アプローチではない生活リハビリという新しいケアの体系を確立してきた方です。セミナーでは、これまでの経験に裏打ちされたエピソードを交えながらお話ししてくださいました。
参加された方々からは、「目からうろこ、認知症への見方が変わった」「介護と医療の役割の違いがよくわかった」「介護の世界をもっと知りたい」などさまざま意見をいただきました。共催としてご協力いただきました桑折町社会福祉協議会のみなさまに誌面を通して改めて御礼申し上げます。