小林さんの介護ワールドに笑ったり、納得したり、感動したり!
生活リハビリの原点を再認識しました
栃木県鹿沼市で「宅老所はいこんちょ」を運営する介護福祉士の小林敏志を講師に迎えたそらいろセミナーがこのほど、そらいろデイの座敷で行われました。セミナーには会津若松市や白河市、南相馬市をはじめ県外の宮城県白石市からも受講者が駆け付けるなど合計30名の方が参加されました。
小林さんは「いい介護をすれば、お年寄りも元気になるし介護職も元気になるし、家族も元気になる。いい介護とは、お年寄りを主役にし、その人がその人らしい生き方を最後まで支え合うこと」だと言います。そして、そのことを実現するための三大介護である食事、排せつ、入浴ケアについて、はいこんちょでのエピソードを交えながら、わかりやすく話をしてくれました。
血圧が200を超えちゃうお婆さんのは風呂に入るための共同決定の話し。看取りの後、職員と家族が一緒に湯灌した話し。食べないおばあちゃんにあの手この手で食欲を戻していく話し。「天井に虫が見える」と落ち着かないお泊りの爺さんをトイレに誘導する多量の排尿があって落ち着いた話しなどなど、食事、排せつ、入浴という基本となるケアの現場での実践と経験から語られるエピソードに、受講者たちは笑ったり、納得したり、感動したり。1時間半という短い時間でしたが、小林さんの介護ワールドに引き込まれたセミナーでした。