先日1月28日に、介護アドバイザー下山名月さんの介護技術講座を開催しました。スタッフを含めて8名が受講しました。
8年前、腰が高い!と指導を受けたのを思い出しました。立つ、座る、座り直し、床からの起き上がり、など基本的な介助を学びました。お年寄りの主体を活かすこと。そのための基本となる視点と考え方が、人間の生理的な動きを引き出すこと。
参加したスタッフたちも、なるほど〜、そうだったのか〜と目からウロコ!の様子でした。
そらいろの日常や出来事、介護についてスタッフが日々をつづるブログです
「患者」ではなく「生活者」への視点
そらいろデイの始まりのきっかけをつくった三好春樹さん(生活とリハビリ研究所代表)を招いた介護セミナーが、ようやく実現することができました。8月27日、桑折町イコーゼの多目的スタジオで開かれたセミナーには、地元の介護職やケアマネージャーの方々、ご家族の皆さんたち50名が参加してくださいました。
セミナーのテーマは「認知症のケア~人間学を根拠に~」です。認知症は病気。認知症にだけはなりたくない。認知症になったら人生おしまい。こうした負のイメージばかりが強調されていますが、三好さんは認知症の原因は老いであること。認知症によるさまざまな症状を「老いによる人間的変化」としてとらえること。そして医療の「治療する」という視点からではなく、「暮らす」という視点を持つこと。それが「いい介護」につながることを教えてくれました。
さらに「介護」と「医療」の違いについて、認知症高齢者を「患者」ではなく「生活者」としてとらえること。治療の対象として「身体」をみるのではなく、生活者として「人生」をみること。そして「明日」をみるのではなく「今、ここ」を大切にするという、生活リハビリの基本的な考え方を提示してくれました。
三好さんは、高校3年生の頃に学生運動を主導したことから退学となります。職を転々とした後、特別養護老人ホームに生活指導員として就職したのが介護との出会いです。その後、50年にわたって介護現場に関わりながら、医療的アプローチではない生活リハビリという新しいケアの体系を確立してきた方です。セミナーでは、これまでの経験に裏打ちされたエピソードを交えながらお話ししてくださいました。
参加された方々からは、「目からうろこ、認知症への見方が変わった」「介護と医療の役割の違いがよくわかった」「介護の世界をもっと知りたい」などさまざま意見をいただきました。共催としてご協力いただきました桑折町社会福祉協議会のみなさまに誌面を通して改めて御礼申し上げます。
先日、旅する介護士さんが、そらいろにやってきました。
前職は国家公務員。約束された未来から解放されて?全国の施設を訪ね歩いている。漂泊の介護士!
口で言うほど簡単なことじゃないと思う。
近くに来た時はいつでも寄ってください。またいろんな話しを聞かせてください。
快く訪問を受け入れていただきありがとうございました。
短い人生なのでこれからも楽しみながら、何かしら成果を出せたらいいですね。
お借りした書籍はじっくり熟読してお返しします😌 https://t.co/4Rd3vj41Y1— 旅する介護士 trema¨ (@trema20220411) May 13, 2023